婦人科系疾患

『卵巣の腫れ(疑)』で手術しました・卵管切除オペ体験談①初診から入院まで

MRI検査

2021年1月に婦人科系疾患で手術をしました。
はじめての開腹手術、人生で経験するかどうか・・なかなか貴重な体験でしたので皆様と情報を共有できればと思います。

第1回目の記事では下腹部の違和感&婦人科で診てもらうところ~手術のための入院までのお話です。

症状・体質などケースはさまざまで微妙に違いもあると思いますが、この体験談がどなたかの参考になれば幸いです。

最初の違和感は排卵痛&”生理痛のようなもの”


はじめて下腹部に違和感を感じたのは2020年9月頃でした。
もともと生理痛は軽い方でしたが、この頃から生理と生理の間の期間に起こる排卵痛を感じるようになりました。

痛み方はどーんとした生理痛よりも鋭いような痛み。
また、以前は生理3日めを過ぎたら痛みは全くなくなっていましたが、5日を過ぎてもまだ軽い生理痛が続くようになりました。

産後3年ちょっと・・30代後半という年齢もあり、ホルモンバランスが原因だろうと思ってあまり気にせずにいましたが、12月初旬にちょっと息があがる程度の運動をしたところ、生理痛に似た痛みが発生

座って安静にしていたところ数分でおさまりました。

ただこの時期は生理前後でもなければ排卵時期でもない・・生理周期は整っている方なので、この時はじめて『これはおかしいぞ』と気づいたのです。

まずは近所の婦人科へ

女性器官のイラスト


不審な痛みを感じてからすぐに手近で評判が良さそうな婦人科をさがして受診してみました。

エコーで検査したことろ『卵巣が腫れていますね』と先生が即答。
『これは手術が必要です』と言われ・・ちょっと驚きました。

この時、卵巣が6cmほどの大きさでこのくらいまで大きくなると自然に元の大きさに戻ることはほぼないそうです。
(卵巣は通常2cmほど。生理周期に合わせて多少大きくなったりもする)
そして右が大きく腫れているけれど左も腫れている、と。

クラミジアなど性感染症の検査と腫瘍マーカーのための採血をし、オペができる大きい病院への紹介状を受け取りこの日は終了。

診察前は
”そうはいってもやっぱりホルモンバランスあたりが原因で漢方薬でも出されるのかな~”
と気楽に受診したこともあり、ちょっとずーん・・と重苦しい気持ちで帰宅しました。

(この時の検査結果は郵送で5日くらいで送られてきました。結果陰性でまずは一安心・・)

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初診のあとはMRI検査!


紹介された病院の婦人科で初診を済ませました。
エコーで診察、やはり卵巣の左右の腫れがあるため検査しつつオペの準備をしましょう・・という流れでした。

まずは腫れ物の様子をより詳しく観察するため、MRIでの検査が必要とのこと。

MRI検査の予約をし説明を受けます。
『体の中に金属など入っていませんか?』といった問診の中で一点だけちょっと気がかりなことが・・
それが『閉所恐怖症ではありませんか?』というもの。

私は受診はしていないものの、電車で1度・映画館で1度、パニック発作のような恐怖を感じた経験がありました。もう何年も前なんですけどね。

MRIは大きな磁石の筒の中に30分前後入るので、閉所恐怖症やパニック障害の人にとってはなかなか困難な検査なのです。(検査中の音が大きいので耳栓もする)

それを問診してくれた看護師さんに話すと”検査中は手元にボタンがあるので何かあったらいつでもストップできますよ”、と。
それなら大丈夫だろう、最近は恐怖も経験していないし・・ということでMRI検査を受けられることになりました。

MRI検査のイラスト



↑このイラストはMRI検査のイラストですが、今回下腹部の検査のみだったので実際の検査は足元から入りました。
そして想像以上に中が明るかったので恐怖に陥ることはなく無事検査終了しました。

検査直前に、
『無理そうならいつでもボタンを押してくださいね!
”いつもは大丈夫でも今日はダメ”、という方もいるので、無理せずいきましょう!』
と声をかけてもらえたのも大きかったかもしれません。
ああ、人の優しさよ・・ありがたい・・

腹腔鏡手術か開腹手術か


数日後MRIの結果が出たのち、再度婦人科を受診。
右の卵巣は最大で9cm、となかなかの大きさであることが分かりました。

MRI検査の結果画像


↑私の下腹部の断面図。白いのが腫れている部分だそうです。

そしてここで手術の方法の選択肢が与えられました。
腹腔鏡手術開腹手術か、です。

腹腔鏡手術と開腹手術の違い

腹腔鏡手術はお腹に小さな穴をあけて行う手術で、傷跡が小さく術後の痛みも少なく回復も早い・・というメリットがある手術方法です。

腹腔鏡手術の場合の入院期間は5~7日間。
開腹手術の場合の入院期間は7~10日間ほどが目安です。

腹腔鏡手術の方が数万円手術代は高くなりますが開腹手術は入院期間分、入院費用がかかります。

ただし腹腔鏡手術でも途中で何かしらのできごと(他の腫れ物が見つかったり、癒着が強く困難な手術になったり)があった場合、開腹手術に切り替えて行われることもあります。


主治医曰く・・以前に腹膜炎を経験しているため、他の内臓への癒着がある可能性が高いため最初から開腹手術を行った方が安全だ、と。

そうなのです、私は20代の頃に腹膜炎で入院した経験があるんです。
そういった経緯から私ははじめから開腹手術をしてもらうことに決めました。

手術に向けてのMRI以外の検査の説明を受け予約をし、この日は終了しました。

ちなみに・・
エコーやMRIでは腫れ物が何なのか、正体までは分かりません。
実際に手術をしてその腫瘍を病理検査してそこではじめてどういった内容ものなのかが分かります。
エコーでもMRIでも、見た感じはそんなに悪いものには見えません、と言われたものの・・
最終結果が出るまではなんだか落ち着きませんね。

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手術までの生活で注意点は?


手術までの生活で注意点などあるか確認しましたが・・
『特にはありませんが卵巣が腫れていると稀にねじれたり破裂することがあり、その場合すごく痛みます。強い痛みがあればすぐに受診してください。』
とのことでした。

症状などによってまちまちでしょうが、私の場合は手術まで今まで通り普通に生活して大丈夫でした。

術前検査あれこれ


MRIのほかに、手術前にいろいろな健康診断や検査をしました。

  • 検便
  • 健康診断(身体測定・採血・心電図など)
  • 麻酔科受診
  • 術前婦人科最終受診
  • 手術内容家族説明
  • PCR検査

ここ何年か、健康診断を受けられていなかったためちょうどいい機会でした。(かなりの”ついで”感・・)

術前の麻酔科受診では何をするの??
・・と思っていたら、簡単な問診(病歴やアレルギーの有無など)と手術前の段取り(どんな種類の麻酔をするかなど)を説明され終了でした。

ここで私はキウイフルーツのアレルギーであることが判明しました。

看護師さん

アレルギーは花粉と金属だけですね。
食べ物のアレルギーはありませんか?

ありません。

看護師さん

キウイフルーツを食べると口がビリビリしたりしませんか?

・・・ビリビリしますね。

看護師さん

それアレルギーですね。




と言った感じで30代後半にしてまさかの食べ物アレルギーがあることを知りました。
そう言えば昔”キウイでビリビリはアレルギー”と小耳に挟んだことはあったような。
でもちょっとビリビリするくらいだから気にしていなかったな・・。

※キウイフルーツアレルギーだとゴム製品・ラテックス製品に反応してしまうことがあるらしく、医師・看護師さんたちが使う手袋を別の製品にしてもらえるようです。

そして新型コロナウィルス流行中のため、この病院ではPCR検査を入院前に全員に行っていました。(PCR検査で払った費用は20円でした)
また、術前2週間前から朝晩毎日、本人と同居家族の体温測定もありました。

全ての検査で異状なし!と結果が出たところで入院説明を受けます。

持ち物やパジャマリース、高額医療の『限度額認定証』についての説明や、感染症流行中のため面会は一切禁止であること、婦人科病棟入院者は売店使用禁止であること(新生児と病室が近いためこの病院では元から)などなど・・
入院生活の注意点などの説明がありました。

医療費が高額になる場合、所得額に応じて負担額が減額になる制度があります。

市役所・区役所の健康保険課で『限度額認定証』を発行してもらい入院当日、手続きの際に持参することで退院の際に支払う金額が減額されます。
(事後であれば返金で対応してもらえます。)

認定証の発行場所や必要書類などは各自治体へご確認ください。


ちなみに・・ここまでかかった全体の日数を書いてみますね。
年末年始を挟んでいたこと、病院の混み具合などでもかなり変わってくるかとは思いますのでご参考までに・・

12月初旬 近所の婦人科受診
・・2日後 オペを受ける病院受診
・・7日後 MRI検査

年末   検便提出
1月6日 健康診断
1月23日 麻酔科受診&婦人科最終受診&家族説明
1月26日 PCR検査
1月28日 入院
1月29日 手術

こんな感じでした!

家族説明では手術の内容・・今回であれば『卵巣の一部核出術』ですね。
どんな内容の手術であるかと、手術後によって考えられる影響(妊娠や更年期に関して、など)や合併症について説明されます。

婦人科の手術の場合、妊娠出産に関わる器官のため今後の妊娠を希望するかどうかで手術方針が変わる場合もあります。
基本的には妊娠の可能性をできるだけ残す方法で行われるものでしょうが、希望を医師に伝えられるように事前に家族と話し合っておくとスムーズかと思います。

さてさて。
全ての検査や受診を終え、入院日を待つばかり・・
次回は後編、入院・手術~手術直後の様子までをお送りします。

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