婦人科系疾患

硬膜外麻酔は痛い?・卵管切除オペ体験談②入院~手術終了直後の様子

医療現場の人々

下腹部痛にて受診、卵巣の腫れで開腹手術をすることになりました。
前回の記事では初診~術前検査について書いてきましたが、今回は入院~手術・術後の様子(手術当日)までを綴っていきます。
どなたかの参考になれば幸いです。

MRI検査
『卵巣の腫れ(疑)』で手術しました・卵管切除オペ体験談①初診から入院まで2021年1月に婦人科系疾患(卵巣の腫れ)で手術をしました。 入院前の検査の内容や全体の日程、キウイフルーツアレルギーなどについて綴っています。 はじめての開腹手術、人生で経験するかどうか・・なかなか貴重な体験でしたので皆様と情報を共有できればと思います。...

↑前回の記事はこちらです。

手術前日にしたこと


入院の日は午前10時半に荷物を持って入院受付に来てください、とのことでした。
この日にしたことは・・受付を済ませて病棟を案内され病室へ。
着替えて昼食、おへその掃除剃毛、シャワー、夕食、22時に消灯といったところ。

おへその掃除は腹腔鏡手術の場合は念入りに行われるようでけっこうくすぐったいとか。
私はちょちょっとされて終了でした。
剃毛は婦人科の診察台に乗り、体の前側のVラインを電気シェーバーでじょりじょりされました。
手術前に毛を剃るのは知っていたけど、ここまで広範囲を剃るものなんだ~。

夕方にシャワーを浴びて、夕食は18時頃、そして21時以降は飲食一切禁止!

全身麻酔では消化器に食べ物など残っていると逆流しやすく詰まってしまう危険性があるため、手術前日の夜から飲食できないんですよね。

私はかなり冷え性なので真冬の断食は厳しいかと思われましたが、(食べないと体が冷えますよね)病院内はしっかり温度管理がされていて寒さを感じることなく過ごせました。

手術前日は入院時間が午前中と早いわりにやることは少なく、持参した小説はすぐに一冊読み終わりました。
最近活字読書にハマっていたのでちょうどよかった!
薄めの小説などを6冊持っていたけど、全部読めるかもしれない・・

手術当日の準備


手術当日は6時起床、歯磨きと洗面を済ませ熱と血圧を測って7時までに手術着を着ておいてください、と案内されました。

手術着の時の服装


そこの病院の手術着は分厚い生地のワンピースでした。
前身頃と後身頃がボタンでついていて完全に前後でセパレートできるようになっていました。

身に着けるものは手術着・下着(パンツのみ)着圧ソックスのみ。
アクセサリー類も忘れず外します。
コンタクトも外し・・近視が強い私は何も見えなくなるので眼鏡はOK。
それから新型コロナウィルスの影響でマスクは必ず。
(マスクは入院中、朝から晩まで寝ている間もずーっとつけていました)

点滴の針で苦戦(される)

点滴のイラスト


7時頃、新人の医師と思われる方が来て点滴の針を刺してくれました。
私は血管が非常に見えにくいタイプで、とてもやりづらそうで申し訳なかったです。
『前腕は諦めて血管が比較的見えやすい手の甲にするか・・う~ん・・』
といろいろ迷ったあげく結局利き腕の右腕に。
利き腕だけどしかたない、私の血管が見えないせいですね。
痩せ型なのになんででしょうね・・

この日ももちろん飲食禁止のため、脱水にならないように朝から点滴開始です。

浣腸はなかった


この病院では手術前に浣腸はしませんでした。
出産の際、産院にて陣痛中に受けた浣腸がなかなか大変だった(想像以上に我慢ができず焦った)ので、今回はちょっとほっとしました。

愛想笑いでいざオペ室へ!


私はこの日の1番めの手術だったため、9時過ぎに看護師さんたちにより病室のベッドを術後モードに変更してもらい(タオルが多めに敷かれ電気毛布がつけられていた)、あいさつに来てくれた手術室看護師さんから手術室での段取りを再度説明を受け、担当の執刀医も合流して手術室へと向かいました。

手術室に向かう途中、医師も看護師も和やかに話しかけてくれますが私は緊張のため心ここにあらずの愛想笑いをしていた・・と思います。ちょっと記憶が薄い(笑)

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オペ看(手術室看護師)に感激!
感銘を受ける

やる気に満ちた医師たち

手術室の手前の部屋、オペの管理をしている事務室的な部屋を通ったんですが、この部屋の活気がすごい!
熱意あふれる医師&看護師のオーラがビシバシと伝わってくる感じでした。

これから開腹をされる、昨夜から何も食べていない衰弱した私にとって皆さんすごく眩しかったです(笑)

そしてここで一緒に手術室に向かったオペ看さんの他にあと2名、看護師さんが挨拶してくれました。
手術室って凄ーく厳かでシリアスなところをイメージしていたけど・・
オペ看さんめっちゃくちゃ明るい・・!
ほんの30秒程しか話していませんが、やっぱり世間話で和ませてくれ本当にありがたかったです。
きっとオペがはじまればシリアスモードになるんでしょうね・・
患者さんの不安を除こうというあのプロ意識は本当にすごい。

”本当にやりがいがある仕事をして生き生きしているオペ看さん”(勝手に想像・・)と接して感銘を受けました。
オペ看さんは病棟看護師さんとはまた違う雰囲気がありますね。

『私も元気になったらわがまま言わずに働こう・・!』
そう決意してオペ室に入りました。
こんな時に・・(笑)
でも緊急事態やピンチの時に閃いたり気持ちが固まったりすることってありますよね。

オペ室に入ったら名前生年月日どこの手術をするのかを答えて手術台に上がります。

手術台の小ささに驚く


手術台ってすごくコンパクトなんですね。
そりゃ患者は動かないし大きかったら邪魔だから当たり前だろうけど、思っていた以上に小さくて華奢に見えました。
でもああ見えて、すっごく丈夫で重さに耐えられる仕様なんでしょうね。

海老の姿勢で背中の麻酔(硬膜外麻酔)


手術台に上がったらまず手術着のボタンが外され後身頃を外します。
”このための前後セパレートか・・”と思っている間に心電図、酸素濃度を測る吸盤とクリップが背中や胸元、指先につけられていきます。
二の腕の血圧計は定期的に膨らんで計測されていました。
手際がめちゃくちゃいい!

今回私は全身麻酔+硬膜外麻酔(背中の麻酔)だったため、まずは硬膜外麻酔の準備をします。
横向きで寝て背中を丸めた海老のポーズをとるんですが、この姿勢、不織布マスクをしている&緊張しているため息が苦しく感じる・・
(こっそりマスクをずらしてこの時だけ鼻のみ出させてもらいました)

麻酔前にまずは背中にアルコール消毒をしますが、普段採血などのアルコール消毒は平気なのに、今回は背中が真っ赤になってしまったようで・・後ほど拭かれました。
乾燥する季節だから背中の肌も敏感になっているようです。
キウイアレルギーと言い、お手数をおかけします・・

硬膜外麻酔は痛いのか?


背中の麻酔は針を通したカテーテルで取り付けられます。
刺す時に鋭い痛みはありますが、痛み止めも使われるのですごく痛いというわけではありませんでした。
通常レベルの注射の痛み。
どちらかというと痛みそのものよりも体勢が息苦しくてつらい、気持ち的に緊張していてつらかった・・精神面でのつらさが気になりました。

でもこの間も看護師さんはずっと手を握ってくれて安心させてくれるんですよ。
私の冷え冷えした手を、あたたかい手が・・(感涙)

それからチクっのあと、カテーテルの取り付け時なのかな?
『ちょっともぞもぞするかもしれません』と言われた直後、腰の中を何かが激しくもにょもにょっと動いた感じがしました。

痛くないけどびっくりした~
腰に触れているわけじゃないのに・・脊柱って、人の神経ってすごい・・(知識が浅すぎて感想がざっくり)

最後にそのカテーテルを通して背中から薬が入り、硬膜外麻酔の準備は完了。
薬が入ったときお腹の前側がほわーっとあたたかくなりました

腰のもにょもにょお腹のあたたかさも、同じように感じる人はけっこういるようです。

全身麻酔により一瞬で夢の中


硬膜外麻酔が終わったら仰向けに戻り、間を置くことなく全身麻酔が。
全身麻酔は点滴から入るんですが、想像していた以上に一瞬で眠っちゃいました。
『麻酔で眠くなりますね』
と言われた直後から記憶がぱったりありません。
記憶の最後はやっぱり看護師さんのあたたかい手でした。

私が手術室に入ってから麻酔で眠るまではおそらく10分ちょっとくらいだと思います。

そして『○○さん、手術終わりましたよ』
と声をかけてもらい目覚めたら2時間ほど経過していて、病室へ戻るベッドの上でした。

手術患部は痛いよりも熱い!?
手術後の様子①手術当日

手術後の処置のイラスト
手術前中後は体にさまざまな管がついています


初めての手術。初めて知ったこともいろいろありました。
手術後の様子を綴ってきます。

熱が出る


術後は発熱があります。(おそらくほとんどの人が経験する模様)
私の場合は発熱ピークは手術当日の夜。38℃前半がいちばん高かった体温です。
夜中にピークを過ぎたのち徐々に下がっていきました。

痛み止めの座薬などで熱が下がる方もいるようです。

のどが痛い・タンがつらい


全身麻酔は呼吸もしないくらいの深い眠りのため、口の中に管が通されます。(記憶がない間のできごとです)
気管支が弱めの私はこれが刺激になったようで、術後しばらくのどの痛みと淡に悩まされました。
淡がからむ、でも大きく咳払いするのは痛くてできない・・
手術日含め3日間くらいはしんどかったです。

淡が酷くて自力で処理できない場合は吸い取る機器が使われることもあるそうです。

初めての尿カテーテル


尿カテーテルをつけたのも初めてでした。
手術が終わって目覚めた時にはすでにカテーテルが入っていたんですが、尿カテーテルの仕組みを知らず『自分で排尿しようと力を入れないとでないのかな』と疑問に思っていました。

が、看護師さんとの会話ではじめて何もしなくても勝手に出るものと知りました。

ただですね、体勢によってはちゃんと尿が出ていかないみたいなんですよね。
尿が落ちやすい体勢をとるのに一苦労でした。
(右腕を下げないと点滴が落ちずずっと右を下にして寝ていたんですが、たまたまその体勢は尿が出づらい体勢でした)

『尿が少ないですね~』と点滴がどんどん追加され、尿意はすごーーくあるのに出ないのなんでだ~と苦しんでいました。
体勢を変えてみる、という尿カテーテルのコツ(?)を早く知りたかったです(笑)

手術後の患部は『痛い』よりも『熱い』!


手術前に気になっていたことのひとつが、『手術後患部はどのくらい痛むのか』ということ。
抜歯をした際に麻酔が切れた後、ズキズキとしたあの痛みがお腹で発生するものと思っていたけれど全然違いました。

基本的には術後は痛み止めがしばらく自動で注入されるため、すごく痛い思いはしませんでした。
淡やだるさの方がしんどかったです。
そして私は痛いというよりも『熱い』という感覚でした。

手術後目覚めたときは”電気毛布があったかくて気持ちいい”、とか思っていたけど、どんどんヒートアップする感じ。
まず電気毛布をとってもらいましたが、その後もおなか~腰にホットカーペットか何か巻いているような熱さがずっと続きました
(患部が熱をもっているわけではない)

後に主治医の先生と話していて分かったのは私は痛みを熱さとして感じやすいんだということ。
どうやらその先生も痛みを熱いと感じるタイプだったようです。
熱さを感じた時に背中の麻酔の痛み止めのボタンを押すとしばらくしておさまるんです。

ただこれは少数派なのか『痛いというより熱いんですけど』と言っても、看護師さんはみなさんピンとこないようで『でも体温は下がってきてますね』『患部は熱くありませんね』といった反応でした。

硬膜外麻酔のボタンはお守り

スイッチを押す親指のイラスト

”背中の麻酔の痛み止めボタン”と書きましたが、背中の硬膜外麻酔は手術後もしばらくつけられたままで、自動で薬が入るほか手動でも薬を追加することができます。

痛いとき、痛くなりそうな時(私の場合は熱さが激しくなった時)にボタンを押せば痛み止めの薬が追加されて、これが本当によく効く。
また、過剰にならないように1時間に1回以上はボタンを押しても出ない仕組みになっています。

このボタンがあるだけで気持ち的にとても楽になりました。

それでも痛い時は看護師さんに言えば痛み止めが追加してもらえます。
(座薬や点滴など)

出血ありませんでした


婦人科のオペですので、持ち物に『ナプキン』とありました。
けっこう出血するのか?と思ってたくさん持って行きましたがおりものがちょっと赤っぽいかな?程度で出血はありませんでした。

※出血に関しては手術内容によってかなり個人差があると思われます。


ふ~。
思いのほか長くなってきましたので、手術翌日の様子~退院までは次回の記事で紹介します。

病院のイラスト
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