ネントレ=ねんねトレーニング。
乳児にひとり寝の習慣をつけるトレーニングのことです。
生後すぐ~1歳代頃までに行うトレーニングで、欧米をはじめ外国では浸透しているネントレですが、日本ではまだ
”子どもが泣いているのに抱っこしないなんてかわいそう”
”愛情不足を感じないの?”
”赤ちゃんのひとり寝なんて心配!”
そんな声もよく聞かれるようですね。
今日はそんなネントレの疑問やネントレのメリット・デメリット、種類やコツなどを紹介していくよ!
ネントレのメリット・デメリット
ネントレ(ねんねトレーニング)とは乳児にひとり寝の習慣をつけるトレーニングです。
ネントレのメリットは赤ちゃんの独立心や自律心を育てること、また睡眠のリズムを整えることで夜泣きやぐずり、昼間の不機嫌などの解消が期待できます。
保護者側のメリットは育児時間の短縮、負担の軽減、睡眠不足の解消などがあげられます。
デメリット・・というのか分かりませんが、ネントレは初日がとにかく大変なことが多く、トレーニングの壁を超えるのに一時だけ赤ちゃんも親御さんもがんばらなければなりません。
それから理解がない周りの人から批判される可能性もある、といったところでしょうか。
ネントレで愛情不足にならないのか?
赤ちゃんをひとり寝って・・愛情不足を感じさせたりしないものなのか?
不安になる方もいるのでは。
最適な方法でのネントレでは愛情不足にはならないとの研究結果が出されていて、赤ちゃんながら
”寝るときはこういうものだ”
と理解できるため、きちんとした方法を行えば心配はいりません。
愛情は赤ちゃんが起きている間にたっぷりかけてあげましょう。
ただしあまりにも赤ちゃんを泣かせすぎる厳しい方法のネントレは近年批判的な意見も増えているようで、最適なネントレ方法は時代と共に変化しつつあるようです。
(ネントレの種類に関しては後述いたします)
ネントレは赤ちゃんにとっても保護者にとってもメリットがある、やっておいて損はないトレーニングと言えるね!
ネントレ開始はいつから?いつ頃までできる?

流派にもよりますが、ネントレは3カ月頃~6カ月頃までに行うものがほとんどです。
赤ちゃんは3カ月頃になると睡眠のリズムが整ってきてまとまった睡眠がとれるようになります。
最適な時期にネントレを行うことで赤ちゃん側の頑張りも最小限で習慣づけることができます。
またこの時期を過ぎてしまった場合でも、1歳代の子どもに行える寝かしつけ方法もあります。
夜泣きがひどい場合などに効果的でよく取り入れられています。
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ネントレのやり方・進め方
ネントレは正しい方法で行うことが大切です。
ネット上で専門的な知識がない人がやり方を書いていたりしますが、実践するならば知識を得たうえでメソッドに忠実に行いところ。
専門書・・といってもとても分かりやすいものもたくさん出ているので、きちんとした本を読んで準備を整えてから実践しましょう。
中途半端なネントレは親子ともども負担が増えてしまいます。
↑世界的にも有名なジーナ式のネントレ本。
日本でも実践する人が増えている方法です。
ネントレの種類
スパルタネントレからゆるゆるネントレまで、ネントレ方法もいくつか種類があります。
代表的な4つのネントレを紹介します。
①エクスティンクション・クライイットアウト(Extinction/Cry It Out)
生後5か月~
赤ちゃんをベビーベッドに寝かせたら寝付くまであやさない方法。
ネントレの種類の中で一番厳しい方法で、親子の精神的負担が大きく、ネントレが根付いている海外の国でも徐々に主流ではなくなってきている方法です。

②ファーバー・スリープウェーブ
(Ferber/Sleep Wave)
生後5か月~
①よりも少しソフトになったのがファーバー・スリープウェーブ。
赤ちゃんを寝かせて部屋の外に出るのは同じですが、10分おきなど時間を決めて少しだけあやしてまた寝かせる・・これを寝付くまで繰り返すというもの。
赤ちゃん的にも親的にも、少し落ち着きながらトレーニングができます。
③スリープレディシャッフル・ピックアッププルダウン
(SLS/PUPD)
低月齢向き
赤ちゃんが泣いたらすぐ抱っこしてあやして落ち着かせ、起きたままの状態でまた布団に寝かせて・・の繰り返し。
ほとんど泣かせない方法ですね。
徐々に自分で眠るという入眠のクセをつける方法です。
④ジーナ式/NAPS
生後すぐ~
ジーナ式は正式にはトレーニングではなく寝かしつけの育児法です。
生後すぐから行える睡眠に関する考え方、寝かしつけ方法は夜泣きをしない子になる、夜ぐっすり眠ってくれる、と評判です。
・・と具体的なネントレの種類をあげたけど、現在は種類の垣根を超え、それぞれのいい面を取り入れた総合的な方法が主流になっているよ
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ネントレのコツ!成功するための準備・心構え
ネントレは最初の数日が大変です。
たくさん泣いてしまう赤ちゃんがほとんどでしょう。
だいたい1週間もしないうちに寝る力が身につき、落ち着いくる赤ちゃんが多いようです。
ネントレ成功の秘訣は、
- 方法に忠実に覚悟を決めて行うこと
- 家族の同意&協力を得ること
ネントレをはじめて、”やっぱり無理だ!やめよう”と中途半端に行ってしまと赤ちゃんも混乱してしまいます。
やるなら覚悟を決めて行いましょう。
また、同居の家族などの理解がないとスムーズに進めづらくなります。
相談し協力しあってネントレに挑みましょう。
評判よし!おすすめネントレ本を紹介
↑ジーナ式のメソッド。
ジーナ=カリスマナニーはイギリスの作家。
300人以上の赤ちゃんをお世話してきたという豊富な育児経験をもとに書かれた育児書全9冊はどれも世界的にヒットしています。
生後すぐ~5歳のお子様までと子どもの睡眠に関して幅広くカバーしています。
↑1歳からでもネントレが可能!
赤ちゃんの夜泣きは生後3カ月~1歳半前後に起きやすいと言われています。
1歳くらいで、うちの子は夜泣きしないわ~、と思っていたら急にはじまったりする可能性も。1歳からでも有効な方法があるのは嬉しいですね。
優しいネントレ方法で赤ちゃんもパパママもぐっすり眠りたいですね。
↑優しめのネントレ、”定番の寝かしつけ育児書”の漫画バージョンが出ました。
忙しい育児中でも漫画はすらすら読めると好評です。
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ひとり寝の子どもが心配なら・・
赤ちゃんがひとりで寝つけるようになった、でも心配になってちょくちょく様子を見に行ってしまう・・
小さい月齢の子なら特に無事赤ちゃんが寝ているか気になってしまうのが親心ですよね。
ベビーモニターは赤ちゃんの様子が別の部屋から確認できます。
我が家でも使っていましたが、非常に助かりました。
出産祝いなどにも喜ばれますよ。
まとめ
ネントレが実践できる期間はとても短いもの。
その後数年間の寝かしつけに影響してきますので、後悔のないように正しい知識のもと実践するかどうか判断したいものですね。
お読みいただきありがとうございます!
またね~
