2021/12/10にリニューアルオープンした埼玉県飯能市にあるムーミンバレーパークに4歳児とふたりで行ってきました。
筆者はもともとムーミン好きなんですが、訪れたのは今回が初めて。
数年前に”世界初のムーミンの常設テーマパークができる”と聞いてから楽しみにしていたものの、妊娠出産を経てコロナ禍に突入・・
あれよあれよと時は過ぎ、開園から2年弱でやっと訪れることができました!
この記事はムーミンバレーパークの体験レポ&おとずれる前に知っておきたいポイント等紹介しています。
ムーミンバレーパークに行く前に知っておきたいポイント①見たい場所を事前に決めておく
ではさっそく、ムーミンバレーパークを訪れる前に知っておきたいポイントから紹介します。ポイントはおもにふたつあります。
まずひとつめから紹介していきましょう。
今回私は初来園。
事前の調査によると”ムーミンバレーパークはアトラクション数も少なくこじんまりとしている”とのことだったので往復バスツアーで限られた時間でも余裕で全部見て回れるかと予想していました・・
が!
土曜日でリニューアル直後ということもありけっこう混雑気味。
さらに駐車場からムーミンバレーパークの端っこまではそこそこ距離があり、想像以上に歩くテーマパークでした。
結果全体の5分の1くらい?しか制覇できず・・!
くぅ~!もっといたかった!
なのでこれから初めて行く方は事前にアトラクションやイベント内容を確認し、”これだけは外せない”!というものを決めておくといいでしょう。
特にバスツアー参加の方やお子様連れの方など時間にシビアに動かなければならない場合は下調べをして段取りを簡単にイメージしておくといいですね。
参考までにこの日の私の行動をざっくりあげてみます。
11時00分
駐車場到着
↓
11時20分
パーク入場
↓
ムーミン屋敷(60分待ち)
↓
12時30分
ランチinムーミン食堂(整理券あり)
↓
コケムス内グッズ購入
↓
コケムス内展示鑑賞
↓
14時00分
海のオーケストラ号(20分待ち)
↓
15時00分
ヘムレンさんの遊園地
↓
灯台~スナフキンのテント
↓
15時50分
帰りのバスで食べるパン購入
↓
退園
バスの到着が11時、出発は16時半。
5時間半の滞在でこんな感じでした。
ムーミンバレーパークに行く前に知っておきたいポイント②知識があればあるほど楽しい!
そしてふたつめ。
当たり前かもしれませんが、ムーミンバレーパークはムーミンを好きな人ほど、深く知っている人ほど楽しめる!
そんなテーマパークです。
「ムーミンのキャラは好きだけど、お話はあまり知らない・・」
そんな人にぜひともおすすめしたいのは原作の小説です。
ムーミンはアニメももちろんお勧めなんですが、ムーミンバレーパークを楽しむための下準備としては断然、原作小説がいい!です。
なぜなら小説には、画家と陶芸家の娘であるムーミンの作者・トーベヤンソンさんによるかわいらしい挿絵がちょこちょこ載っているんですが、パークのいたるところでこの原作の挿絵と同じものを見ることができるんです。

小説の挿絵をモチーフにしたさりげない展示がたくさん!

知らない人なら素通りしちゃいそうなポイントですが、原作を読んでいたら見つける度にワクワクしちゃいますね。
もちろん挿絵や名言以外にも、アトラクションや体験施設自体も原作の”そこそこ!”というポイントをしっかり押さえて作れられているため、知っていると本っっ当に楽しい!!!
ムーミンパパの過去のお話を元にしたアトラクション”海のオーケストラ号”なんて私はテンション上がりまくりでしたね!(笑)
(逆に知らない人は「?」「ふ~ん・・」となっちゃいそうなところも多々あり・・)
ムーミンの小説は全部で9作品。
テンポがよく活字が苦手でも読破しやすいです。
名言も多く子供から大人まで幅広く楽しめますよ。
↑限定カバーがかわいい新装全巻セット。
かわいい!おしゃれ!
長いおうち時間に、ちょっとした待ち時間に。
本を開けばすぐムーミン谷にひとっとびできます!
・・・と、 ムーミンバレーパークに行く前に知っておきたいふたつのポイントを紹介したところで、ここからは体験レポにいってみます!
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ムーミン好きなら乗りたい!
ムーミンラッピング直通バスで出発
ムーミンバレーパークの場所は埼玉県飯能市。
アクセス方法は車・電車+最寄り駅からバスor徒歩・ツアーバスなどがあります。
今回私たちは美杉観光さんが運営するムーミンラッピングの直通バスを利用しました。
南越谷発・大宮経由。
また、これとは別に東京駅からは高速バスもあるそうです。

行きのバスの中ではアニメ「ムーミン谷のなかまたち」を流してくれます
気分が高まりますね♪
南越谷から2時間半ほどで到着!

日帰り温泉が近くにあります
ここのライトアップ、16時半頃に見たらめちゃくちゃ綺麗でした!
湖畔に沿って展開される敷地は広いのでそこそこ歩きます
ムーミンバレーパークは宮沢湖の湖畔に沿って展開されているメッツァ(フィンランド語で”森”の意味)の一部です。
自然豊かな緑にかこまれた湖の周辺に北欧家具や雑貨、オシャレでかわいいらしいお店が並んでいていい雰囲気!
快晴で清々しい~~

過去を知っている者にとっては以前とは別物のよう

(ムーミンたちが住もうとした例の灯台)
でもここからまだまだ歩きます~
ムーミンバレーパークの入り口までてくてく歩きます。
子どもの足&途中で写真を撮りつつトイレに寄ったりのんびり歩いたので駐車場を出てから20分はかかりました。
乳児であればベビーカーが楽でしょう。

ハンモックのアスレチック「ファンモック」
外遊びが大好きな娘はムーミンよりこっちで遊びたい!!とかなりダダをこねました・・
”次回はここだけに来る”という約束をしてなだめました・・ふぅ~
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ムーミンバレーパーク入り口到着
※トリビアクエストはここで購入!
入り口にまずフォトスポットが。
それぞれ好きなキャラの絵本の前でパシャっ

ここでさっそく、この日の一番の失敗を私はおかします・・
事前調べの結果「トリビアクエスト(冊子に従って問題を解けばキャラクターのグッズがもらえる!)は絶対やりたい!」と考えていたんですが・・
このクエスト参加冊子を販売しているのが入園してすぐの場所なんですよね。
私はここをうっかり見過ごしてずんずん進んでしまった結果・・
気づいたときにはもう遅く、娘は「戻りたくない!」と。
結局トリビアクエストはできずじまいでした~
次のエリアまで進んでしまうとそこそこ距離があるのでトリビアクエストをやりたい方は注意です!(大人だけなら余裕で戻れますが・笑)
まあでもトリビアクエストはコンプリートまで45分程かかるとのことだったので、娘の感じからしてもちょっと厳しかったかも。
次回の楽しみにとっておきます!
入り口からコケムスエリア&ムーミン谷エリアまで
毎月11日はニョロニョロの日だそうで・・
レインポンチョがもらえました!
知らなかったのでラッキー!な気分♪

ちゃんと子ども用サイズ(130)もあるのが嬉しいですね。
帰り道には終了していたので欲しい方はお早めにどうぞ。
さらに進むとパークのメインエリアが見えました~

メインのエリアはこんな感じで広場みたいになってるんですね。

かわいい!
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ムーミン屋敷~激混み食堂
メインエリアに着くなり「おなかがすいた~」と我が娘。
ランチはコケムス1階の”ムーミン谷の食堂”で、と決めていたので入ろうとしたことろ満席。
整理券を渡され約1時間待ち・・とのこと。
この場所で待たずに済むのでありがたい整理券システム!
ちょうどムーミン屋敷が60分待ちだったのでご飯までの時間で行ってみました。

ものっすごく細部までつくりこまれています!

ムーミンパパの思い出が詰まった海泡石の電車!
見られて感激!
「ムーミン屋敷」はそのまんま”ムーミンのお家を見学する”というアトラクション。
ムーミン好きはかなり楽しめますが、そうでなければインテリア・建築物に興味があるとかでない限り60分待ちはちょっと厳しいかも~
この”誰かのお家を見学する”感じ、何かに似ている?以前もあったような??
・・と記憶をたどったところ、神戸の異人館の感覚そのままなことを思い出しました(笑)
ムーミン屋敷が予定よりちょっと早く終わったので近くで写真をパシャパシャ。

でかい!

赤い服のリトルミイがベランダに!
時間になったので食堂へ。
”食堂”というだけありけっこうセルフ!な感じでした。

テーマパークで生野菜がこんなにたくさん食べられるとは!意外です
お子様メニューはムーミン屋敷(ポップコーン入れになります)と何度でも使えるエコなエプロン付き。

キッズミールバケット¥1,500
ランチセットにドリンクをつけて母娘で合計¥4,000弱。
まあテーマパーク価格ですね。
そのお味はというと・・
パンがめちゃくちゃおいしかった!その他は普通においしい感じ。
食べて落ち着いたところで、食堂の隣りのグッズ売り場をのぞいてみました。

ポップコーン・キーホルダー・ミニトランク・マグカップ
さすが”ムーミングッズ売り場世界最大級”だけあり、グッズがすごく豊富!
365日絵柄が違うキーホルダーはそれぞれの誕生日に合わせ家族でお揃いにしました。
マグカップもいろいろあって迷う!食器もかわいいし、ブランケットも欲しい~
私このお店数時間いられる・・・笑
もっとじっくり見たかったけど、娘がおもちゃグッズの前で不穏な空気をかもし出し始めたので、ちゃちゃっとすませました・笑
もうすぐクリスマスだからね!もうプレゼント用意しちゃったんだよ~
購入後、エレベーターで3階の展示施設へ!


この展示コーナーはすごくいい!
クオリティが高い!
私一人ならここ半日いられる・・!
ムービーの上映があったりヘルシンキミュージアムのアート作品の展示があったり・・
もっとじっくり見たかったんですが、暗い部屋があったためか娘的にちょっと怖くなったようで「はやく遊園地いこ~!」とぐいぐい進んでいきましたとさ・・
(事前チェックにより、娘の今回の一番のお目当ては”ヘムレンさんの遊園地”なのでした)
子どもも私も大満足!
海のオーケストラ号
コケムスを出てヘムレンさんの遊園地に向かう前に「海のオーケストラ号」に行きました。
海のオーケストラ号は私の”外せないポイント”のひとつだったので・・
娘の気持ちを盛り上げつつ待つこと20分。
扉が開いて好きな席に座ります。
海のオーケストラ号はムーミンパパが若い頃にヨクサル(スナフキンの父)とロッドユール(スニフの父)とともに海の冒険に出た時のお話です。
床と壁に映し出されるタイプのアトラクション。時々風が吹いたりもします。


こういった類のアトラクションは初体験だった娘はかなり楽しめた様子!
家に帰ってきてからも「あそこ楽しかった!」と言っていました。
もちろん私も、小説「ムーミンパパの思い出」のダイジェスト版を体験できるこちらは気に入りました!
声優陣が豪華なのもオタクママ的にポイント高し!笑
外遊び好きな子はここ!
ヘムレンさんの遊園地
※年齢制限を守りましょう
そしていよいよ外遊び大好き我が子が楽しみにしていた「ヘムレンさんの遊園地」に到着!
お待たせ~
この「おさびし山エリア」はけっこうな坂を上がったところにあるんですね、ハァハァ・・


パワー有り余る娘は急こう配の上り坂をものともせず駆け上がり、吊り橋を何度も堪能した後、滑り台でおしりをぶつけて泣く・・せわしない!
どうやら6歳~12歳用(大人もダメ)の滑り台で滑ってしまった様子。
4歳の我が子ですが、公園などの遊具ではあまり年齢を気にせず遊べていたのでそこまで気にかけていませんでしたが、この滑り台はちゃんと年齢を守った方がよさそうですね。
おそらく体重が軽いから筒の中ですっとんで着地の際におしりをぶつけちゃったようです。
大事に至らずよかった・・気をつけねば。
この他にもブランコやはなうまのメリーゴーラウンド(消毒のタイミングでやってなかった)などなど、ムーミンに興味がない元気キッズでも楽しめるエリアでした。
現在(2021年12月)運休中の一番人気アトラクション「飛行おにのジップライン」もここがスタート地点です。
(ジップラインは小学校三年生~・その他身長体重制あり)
湖を眺めてぼーっとするのも気持ちよさそう
満足するまで遊んだのでおさびし山をおりてパークの一番端っこ、スナフキンのテントに行ってみました。

何かあるかも!
孤独を愛するスナフキンはテントを張るのも人気が少ないいちばん端ですね。
ここまでの道のりにもキッチンカーが出ていたりバンドが演奏していたり、湖を眺めながら熱々のコーヒーでも飲んでぼーっとひと休みしたら気持ちいいだろうな~・・
と素敵な妄想の世界に浸りつつ、先へ先へ進むためぐいぐい手を引っ張られる、という現実・笑
いつかのんびりひとりで来てみたいもんだ、でもこれはこれで・・、と幸せを感じつつ、入出園口に向かって折り返すのでした。
お読みいただきありがとうございました!