この記事では女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロン、それぞれの特徴や心身に与える影響、分泌されるタイミングなどをまとめています。
女性の心と体に大きな影響を与えるふたつの女性ホルモン。
どんな特徴があるのかな?
そもそもホルモンとは何か?
ホルモンは体の健康を保つためのいろいろな機能の調整を行う化学物質。
さまざまな種類のホルモンがあり、その数は100種類以上。
それぞれ全身のいたるところで作られています。
人間の体が作り出す分泌物は外分泌と内分泌があり、ホルモンは内分泌です。
外分泌は汗腺や唾液腺など分泌物を分泌する管を介して放出されるのに比べ、内分泌は管を持たず、血液中に分泌物が放出されます。
女性ホルモンはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。
なんだか難しいな~・・
でも、ホルモンってすごく種類が多い!
ってことは分かったよ!(笑)
女性ホルモンはどうやって分泌されるの?

2種類の女性ホルモンは、脳の視床下部が血液中のホルモン状況を読み取り、下垂体に女性ホルモンを出すよう命令します。
下垂体は性腺刺激ホルモンを分泌し、それが卵巣に働いて女性ホルモンを分泌させるという仕組みをもっています。
女性ホルモンを分泌させる指令を出す、脳の視床下部はストレスに弱いと言われています。
女性ホルモンをしっかり分泌させるためには・・
ストレス大敵!!
なんだね!
2つの女性ホルモンの特徴
2つの女性ホルモンの特徴や分泌されるタイミングはいつなのでしょうか。
エストロゲン(卵胞ホルモン)とは?
エストロゲンは卵胞ホルモンといい、主に女性らしさをつくるホルモンです。
『美のホルモン』と言われる女性ホルモンはこのエストロゲンです。
エストロゲンが心身に与える影響
- 肌の潤いを保つ
- 血管・骨を強くする
- 物忘れを予防する
- 代謝を促す
- 肥満を予防する
エストロゲンの量は月経が終る頃から急激に上昇し、排卵を境に減り始めます。
そして月経の5日前辺りから急激に減少します。
美肌・バストアップ・アンチエイジング・・
美容関係のおはなしでよく見かける女性ホルモンはこの『エストロゲン』の方なんだね!
プロゲステロン(黄体ホルモン)とは?
プロゲステロンは黄体ホルモンといい、妊娠に関わるホルモンです。
妊娠出産に向けて分泌される『守りのホルモン』ですね。
プロゲステロンが心身に与える影響
- 子宮内膜や子宮筋の働きを調整する
- 乳腺を発育させる
- 血糖値を正常にする
- 体内の水分量を整える
- 食欲・睡眠を促す
プロゲステロンは排卵後、エストロゲンと入れ替わるように徐々に増えていきます。
プロゲステロン量が優位な高温期(黄体期)には、エストロゲンの急激な減少とプロゲステロンの増加によりむくみやイライラ、落ち込みなどPMSの症状が現われます。

エストロゲンとプロゲステロン・・
このふたつの女性ホルモンが増えたり減ったりすることで体や心にいろいろな症状が起こるわけだね。
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女性ホルモンの分泌量は年齢により激変する

ふたつの女性ホルモンの分泌量は月経がはじまる思春期に急に増え始め、ピークは20~30代前半。
35歳過ぎからだんだんと減りはじめ、40代半ばから急速に減少。
50歳前後に閉経を迎えます。
女性の心身は女性ホルモンの変化に伴い大きな影響を受けることとなり、女性特有の悩みやトラブルや病気も女性ホルモンが大きく関わってきます。
もちろんPMSも女性ホルモンが大きく影響している女性特有のトラブルのひとつですね。
一生うちの長い期間、女性の心身に影響を与え続ける女性ホルモン。
女性にとっては女性ホルモンとのつきあいは避けては通れないんだね。
女性ホルモンの分泌量はティースプーン1杯!
女性が一生のうちに分泌する女性ホルモンの量はティースプーンわずか一杯と言われています。
ホルモンってごくわずかな量で作用があるものなんですね。
そう言われるとすごく貴重なものな気がしてきた・・
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おわりに
今回はふたつの女性ホルモンの特徴などまとめてみました。
女性ホルモンはひとつの周期(平均28日間)の中でも大変動し、一生の長い期間でも大変動を起こします。
できることならホルモンに左右されずに生きていきたい!
ホルモンバランスを整え、女性特有の悩みを少しでも軽減して過ごしていきたいものですね。
ぜひこのサイトの他の記事を参考にしてみてくださいね♪^^
それではまた。お読みいただきありがとうございます。